ヒーもとうとう年長さんです。
現在5歳半、最近ヒットした本は、なんとベートーベンの学習まんがでした。
偉人伝や伝記なんて幼児には難しいのでは?と私は思っていましたが、
せっかく興味を持ったので、それに応えてあげたいと思い、読み聞かせました。
そうしたら、さらに興味が広がったようだったので、
忘れないうちに経緯や読み聞かせの時のちょっとした工夫を記しておきます。
どうやって興味を持たせたの?
ヒーの初めて読んだ伝記はベートーベンだったわけですが、思わぬところから伝記を読むことになったので、経緯を書いておきます。あくまでも、我が家の場合です。
実は2歳頃から、市役所で月に一度行われている30分のミニコンサート(なんと無料)を都合のつく限り毎月聴きに行っています。世界的なコンクールなどで入賞しているような方々が目の前で演奏してくれる機会を逃すわけにはいきません。楽器も、ピアノやバイオリンから、マリンバや金管楽器から箏まで、いろいろです。
私がミニコンサートに連れていっている狙いは4つ。
1.様々な楽器の、本物の音楽・演奏を生で目の前で体感させたい
2.本物を聴いて、耳を育てたい
3.30分、じっと座っている練習になる
4.あわよくば、「ピアノを習いたい!」と自分から言わせたい
まさか、このミニコンサート通いから、伝記を読むことになるとは想像していませんでした^^
先月のミニコンサートはピアニストの方だったのですが、
とても丁寧で想像を掻き立てられる曲紹介で、「次は、ベートーベンが恋人に宛てて作った曲です。とても情熱的で素敵な曲ですが、この頃もう耳が聞こえなくなっていたとは信じられません」といった感じでした。
私は(へぇー、そんなエピソードがあるんだ)くらいに思って聴いていましたが、
ミニコンサートが終わってからヒーが「ベートーベンについて知りたくなっちゃった」というので、なにか心が惹かれたんだなぁと嬉しくなりました。
それで「じゃあ、図書館でベートーベンについて調べてみよう!」となったわけです^^
絵本ではなく学習まんがを選んだわけは?
伝記も、幼児向けの絵本もあったりしますが、
あまりストーリーがはしょられていても伝わらないかなと思い、
小学生向けの学習まんがをじっくり読み聞かせしてあげようと思いました。
ベートーベン (チャイルド絵本館―伝記ものがたり)
こちらは30ページの絵本。
学習まんがは長いので、まずはこういった伝記絵本で概略を知るのもいいかもしれませんね。
学習まんがを読み聞かせたときのポイント3つ
・1日1章ずつ読みました。
長いと飽きると思ったのでそうしたのですが、途中から面白く引き込まれたようで、もう1つ、もう1つ!と頼まれ、結局2晩で読み終えました。
・地球儀で場所を確認しながら読みました。
「〇〇で生まれて」→地球儀で確認。「ヒーがいる日本はここでしょー、ベートーベンはここ、ドイツのボンで生まれたんだってー」
「16歳でウィーンに旅をし」→地球儀で確認。「ウィーンはここだねー、おばあちゃんとおじいちゃんも旅したことあるんだってー」
といった具合ですw
・この時に作曲したのが、「〇〇」でした、と出てきたら、その曲をyoutubeで一緒に聴きました。
これができるのは作曲家の伝記だけですが^^、作曲した曲をしばらく聴いてから、そのままBGMにしながら、読み進めました。
一度読んで終わりではもったいない!
今回読み聞かせたのはこちらの学習まんがですが、
一度誰かの伝記を読んで、おしまいではもったいないと思います。
例えば、今回のベートーベンの学習まんがを読み終わったあと、
ヒーはモーツァルトが気になる、と言っていました。
ベートーベンが目標にさせられ、また憧れの対象でもあったモーツァルトがマンガに出てきたので、次はモーツァルトについて読んでみようね、と話しています。
また、「英雄」という曲はナポレオンのことだ、というエピソードでは、
「ナポレオン、って聞いたことあるような…」と言っていました。
こちらも、ナポレオンってどんな人だったんだろうね、と興味が湧いたので、
たまたま図書館にあったので借りて読みました。
ナポレオンは、勉強家でカエサルやアレキサンダー大王に憧れていたとのことで、
「この人たちはどんな人だろうね~」と興味を持ったようです。
こうやって、関連づけて興味を広げていけば、時代の前後関係や、世界情勢が自然とインプットされるのではないかな、と期待しています。
正直、私はベートーベンとモーツァルトの曲は有名な曲はまあまあ知っている方だと思いますが、両者が関係していると知らなかったし、モーツァルトの方が昔の人、とも知らなかったです^^;勉強になります…。
伝記絵本いろいろ
おはなし音楽会〈2〉モーツァルト
こちらは、モーツァルトの生涯のナレーションと作曲した曲の入ったCD付き絵本です。
まさに私が学習マンガを読み聞かせた感じが、CDを聴くだけでできるものですね。
名作よんでよんで はじめての伝記15話
掲載されている15話は、モーツァルト、野口英世、マザー・テレサ、ベーブ・ルース、エジソン、コロンブス、坂本龍馬、ディズニー、ヘレン・ケラー、ノーベル、一休、キュリー夫人、ライト兄弟、ナイチンゲール、ファーブル です。
ベートーベンが目標にさせられ、憧れでもあったモーツァルトが載っているのでこれを買って、ほかのジャンルの偉人伝も読んでいこうと思います。