実際にヒーに読んでとても反応が良かった「さがしえ絵本」を、あらすじと感想を含めて、年齢別にご紹介します。対象年齢は目安です。ヒーに一番ヒットした時期を踏まえて設定したものですので、お子さんの興味や理解度によって選んであげてください。
年間のべ200冊以上を読み聞かせている絵本の中からのセレクトです。(毎月10冊年間120冊図書館で借り、自宅に50冊、病院や児童ホームなど外で読む30冊以上=200以上)
絵本の選び方については、良かったらこちらの記事「本は心の栄養♪絵本の選び方・読み方・読後のフォローが大事。」を参考にしてください。
目次
0~3歳児向け、「さがしえ」絵本
0~1歳におすすめ、「さがしえ」絵本
「きんぎょが にげた」
【ストーリー】きんぎょがにげた どこににげた? いろんな場所に逃げるきんぎょを見つける絵本です。
名作も名作ですが、これは生後半年から読み聞かせ続けています。五味太郎さんの絵の色合いがとても好きです。
初めて読んだ時は、「読み終わってほかの本を読み始めても、「きんぎょがにげた」の表紙をずっと見ているのでもう一度読んであげた」と読書記録に記してあります。
9カ月の頃には、「細かいところまでじーっと絵を観察しているみたい」。そしてとうとう、1歳になる頃、「カーテン、植木、ドアのページのきんぎょを指さしたー!!突然!嬉しいっ!」と興奮気味に記してあります。
「ちっちゃなミッケ! どうぶつがいっぱい」
【ストーリー】ぞうが あるいている。しまうまもようの トラックが はしる。 ミッケ?
大人気「ミッケ!」シリーズを元にして作られた幼児向けのボードブックタイプの絵本です。ヒーは早々にある場所を覚えてしまったので、時々文章には出てこない「サッカーボールはどこだ?」とかフェイントをかけました。ヒーは嬉々として探し当てていました。
1~2歳におすすめ、「さがしえ」絵本
「たべたのだあれ」
【ストーリー】「めだまやき たべたの だあれ」右のページには目玉焼き模様の牛が…。見つけられるかな?
ゾウが2匹、ライオンが3匹…、とだんだん母数が増えていくので、難易度が増していきます。ヒーも一生懸命探しあてていました。同じシリーズに 「かくしたのだあれ」があります。
「うずらちゃんのかくれんぼ」
【ストーリー】うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼをします。遊んでいるうちに雨が降ってきて…。
かくれたうずらちゃんやひよこちゃんを見つけるのが楽しい絵本です。また、じゃんけんができるようになる2歳後半には、かくれんぼの遊び方を理解できる絵本としても何度も読むと良いです。
「とこちゃんはどこ」
【ストーリー】いつでもどこでも「とことこ」と走り出して迷子になってしまうとこちゃん。とこちゃんはどこかな?見つけられるかな?
1970年発行(!)ですが、今でも人気の絵本です。とにかくかこさとしさんのイラストが可愛くて、隅々まで描かれた絵の中から、ヒーは必死でとこちゃんを探していました。手こずっている場合は「右のページにいるよ」などヒントを出してあげました。
2~3歳におすすめ、「さがしえ」絵本
「どこにいるか わかるかな?」
【ストーリー】ほらほら みて! いちわだけ ちいさな みみずを くわえているよ どこにいるか わかるかな?
とても色彩鮮やかで探すのが楽しくなる絵本です。ヒーが2歳半の頃初めて挑戦した時は、ちょっと難しかったようです。五七五や七五調など、読んでいてリズム感のある心地よい文章です。
「たこなんかじゃないよ」
【ストーリー】「たこなんかじゃないよ」たこが砂地に潜ったり、サンゴに隠れたりしているのを見つけます。
ヒーは真剣にたこをさがしていました。点描写や特徴的な模様で描かれていて、妙にリアルさを感じていましたが、調べたら「16年間沖縄の海で、タコを見、タコを捕って暮らしていた画家が描いたタコの絵本」だそうで。だからたこの気持ちが伝わってくる絵本になったのだろうな。
3〜6歳におすすめ、「さがしえ」絵本
↓幼稚園児さんくらいにおすすめの「さがしえ」絵本はこちら↓
「もりのかくれんぼう」
【ストーリー】お兄ちゃんについていったはずのけいこは、いつの間にか森の入り口に立っていて、不思議な男の子に出会います。男の子や森の動物たちとかくれんぼうをすることになって…。
黄金色に染まる森の絵が繊細でとてもきれいです。森の中に上手に溶け込んで隠れている男の子や動物を探すのが大人でも面白いです。ヒーには絵本の向きを変えてあげたら、「あ!ここか!」と分かったようでした。
「ゆきだるまはよるがすき!」
夜になると動き出すゆきだるまたちのお話ですが、一度読んだ後は、探し絵遊びができる素敵な絵本です。全見開きに、ねこやサンタやうさぎが隠れていますよ^^
6〜8歳におすすめ、「さがしえ」絵本(小学校低学年)
年長さんから小学校低学年におすすめの「さがしえ絵本」は、大人も一緒に探すのも楽しいレベルになってきます^^
「シモンのおとしもの」
パリを舞台に、シモンがいたるところに落し物をしていくお話です。細かく描き込まれたパリの街角がとても美しい絵本で、シモンや落し物を子どもと一緒に探していくのが楽しいです。
同じシリーズに「シモンのアメリカ旅行」もあリます。
「パズルでめぐる海底の旅」
縦横それぞれ29.5cm、厚さ2cmの大型絵本です!
7歳の今、ヒーと一緒に毎日数ページずつ寝る前に探しています。
各ページに2つ質問があり、何かを探したり、迷路をしたりしてお話が進みます。
同じシリーズに
「パズルでめぐるふしぎの国のアリス」
と
「パズルでめぐる世界の旅」
もあるので、海底の旅が終わったら他のにも挑戦したいと思っています^^
8〜10歳におすすめ、「さがしえ」絵本(小学校中学年)
「Newウォーリーをさがせ! きえた名画 だいそうさく!」
さがし絵と言えば、ウォーリーですが、小学校中学年くらいでやるのが一番楽しいのではないでしょうか。ヒーは6歳ごろからやっていて、見つけられるものもありますが、全然見つけられなくて不機嫌になったりしていましたw
読み聞かせの知育ポイント
探す系の絵本で、親が気をつけることは、ただ一つ。「子どもの邪魔をしない!」です。じっくりと探させてあげて、子どもが音を上げるようだったら「上の方だよ」「右のページだよ」など、ヒントをあげてください。子どもに見つける瞬間を味わわせてあげてください。
何を探すか頭の中でキープしながら、ページの隅々までよく見て探し当てる…、よく考えたらものすごく頭と目を連携させてフル稼働させていますよね。「さがしえ」をすると観察力や記憶力、集中力がアップしました。