実際にヒーに読んでとても反応が良かった「節分・鬼をテーマにした絵本」を、あらすじと感想を含めて、0歳児向け→3歳児向けの順にご紹介します。対象年齢は目安です。ヒーに一番ヒットした時期を踏まえて設定したものですので、お子さんの興味や理解度によって選んであげてください。
年間のべ200冊以上を読み聞かせている絵本の中からのセレクトです。(毎月10冊年間120冊図書館で借り、自宅に50冊、病院や児童ホームなど外で読む30冊以上=200以上)
絵本の選び方については、良かったらこちらの記事「本は心の栄養♪絵本の選び方・読み方・読後のフォローが大事。」を参考にしてください。
目次
0~3歳児向け、節分・鬼がテーマの絵本
0~1歳におすすめ、節分・鬼がテーマの絵本
「おにはそと」
【ストーリー】子どもたちの豆まきで逃げ出した鬼たち。でも、ちび鬼が逃げ遅れてしまいます。心配する親分鬼のことはつゆ知らず、ちび鬼は人間の子どもたちと仲良くなって遊び始めてしまいます…。
せなけいこさんの節分の絵本。ちっちゃな鬼たちが可愛いお話です。ヒーは、「あ、このこ、まめ食べてる」と絵に釘づけでした。
「まめのかぞえうた」
【ストーリー】「ひとーつ まめ ひとつ あったとさ」「ふたーつ ふたごの はっぱの あかちゃん げんきよく でてきたよ」…と数を数えるたびに豆が生長していくかぞえ歌です。
かぞえ歌とシンプルなイラストで赤ちゃんも楽しめる絵本だと思います。ヒーは家庭菜園で豆を埋めて育てたことがあったので、この絵本に親近感がわいていたようです。
1~2歳におすすめ、節分・鬼がテーマの絵本
「ももたろう (はじめてのめいさくえほん)」
【ストーリー】ももたろうのお話を、極力シンプルにまとめた絵本です。
初めて昔話を読み聞かせ、このくらいシンプルなストーリーだとヒーにも理解できたようです。いもとようこさんの優しいイラストもヒーは好きなようで、「3びきのこぶた」や「さるかに」など他のシリーズも後に6冊買いました。
「かおノートモンスター」
自分でシールをペタペタ貼って、好きな鬼の顔を作ろう!
「かおノート」シリーズの第3弾です。なんと今回は鬼やモンスターの顔が作れます。鬼だけでなく河童やおばけなども出てくるので妖怪が好きな子にもヒットすると思います。
本自体には目鼻の無いのっぺらぼうの状態の顔が描かれていて、そこに目・鼻・口・ツノ・アクセサリーなどの付属シールを好きなように貼っていきます。
また、シールだけでは物足りない場合は自分の持っているペンや色鉛筆などで絵を描き足しても楽しいでしょう。
ヒーは、「このほん、こわい~」と言って、怖くないハムのページに顔を付けたりした程度で数ページしかシールを貼っていません…。
2~3歳におすすめ、節分・鬼がテーマの絵本
「せつぶんのひのおにいっか」
【ストーリー】いつもは人間の家で人間には見つからないように暮らしている鬼一家。節分の今日だけは、家から出てあげます…。
人間くさい鬼一家に、笑ってしまいます。大人も楽しい節分絵本です。ヒーは福の神のページが一番好きで、「うちにも ふくのかみ きたかな~。そこに すわってるかな~」と想像していました。
「ままです すきです すてきです」
谷川俊太郎さんの、しりとり絵本です。しりとりが絵で表現されているのですが、そのイラストが独特で、鬼たちの暮らしを垣間見ているような不思議な感覚になります^^
3~4歳におすすめ、節分・鬼がテーマの絵本
「じごくのそうべえ」
【ストーリー】時は江戸時代、軽業師のそうべえが綱渡りに失敗して落ちたらどうやら死んだらしく…。
落語の絵本です。死んだそうべえが地獄へ放り込まれ、そこで出会った人たちと一緒に地獄をたらい回しされます^^落語なので、おどろおどろしい感じは全くなく、調子よく読み聞かせしていたらヒーも大うけしながら聞いていました。鬼はたくさんでてきます!
「おなかのなかにおにがいる」
【ストーリー】泣き虫の子のお腹の中には泣き虫の鬼、食いしん坊の子のお腹の中には食いしん坊の鬼、へそ曲がりな子のお腹の中にはへそ曲がりな鬼、それぞれ違った鬼たちが住んでいて…。
「自分のお腹の中にも鬼がいるんだな。だから時々泣きたくなったり暴れたくなるんだな」ということを教えてくれる絵本です。ヒーにはいま、へそ曲がりな鬼が居ます…。
※※注意※※乳幼児に豆は食べさせないで!
今回の節分・鬼の特集、いかがでしたか。
どんな絵本を読む時でも同じですが、出てきた物を実際に見て触る一次体験をすることが知育ポイントです。
ですが、節分は要注意です。毎年、節分の時期になると、子どもが気管支に豆を詰まらせる事故が多発しているのです。
呼吸困難・死に至ることも
炒った大豆やピーナッツなどの、乾いた豆、ナッツ類は、3歳以下のお子さんの場合、上手に噛みくだいて食べることができません。そのため、口に入れたものがうまく消化管の方へ入らず、気管の方へ入ってしまうことがあります。
もちろん、豆は食品なので、たばこや薬品などを飲み込んだ場合と異なり、胃に入れば問題ありません。ですが、気管に入ってしまうと呼吸困難や肺炎を起こし、放置しておくと死に至ることも。注意が必要です。
このような、豆などの“異物”が気管支に入ってしまうことを“気管支異物”といいますが、こうなったら一刻も早く取り出さなければなりません。取り出すには、気管支鏡を使いますが、手術が必要なケースもあります。
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/wooris/2013/01/post-175.html
伝統行事を体験することは大切ですが、事故の無いように楽しみましょう。
幼児には豆は食べられないことを説明して、豆まきだけして、すぐに掃除をしてください。
北海道や東北地方のように、ピーナッツを殻ごと豆まきするのも、その後の掃除が楽かもしれません。
特に、赤ちゃんのいるご家庭では豆まきは控えるなど、ご注意ください。