子ども部屋や子どもの遊ぶプレイスペースを、どんなタイミングでお片付けをしていますか?子どもが賢く育つ片付け術をぜひ試してみてください。
目次
「ひとつ片付けてから、次のを出す」ではもったいない!
子どものスペースについては、「ひとつ片付けてから、次のを出す」では非常にもったいないことをしている!と思います。
ちがうおもちゃを組み合わせて新しい遊びができる
なぜなら、どんぐりで遊んで片付けてから、レゴで遊び始めたら、レゴで作った温泉にどんぐりを敷き詰めてどんぐり風呂にする、という発想が生まれないからです!(一例です)
我が家では、ヒーは好きなようにどんどん出して、自分でいろいろ組み合わせて遊んでいます。毎日のように、その組み合わせ面白い!という遊び方を発見していて、見ている方も感心します。
じゃあ、いつ片付けるのか? 我が家では1日に一度「かたづけタイム」をつくっています。
1日に一度、「かたづけタイム」を設定するメリット
我が家では、夕方のタスクは順番に「風呂→ご飯→歯みがき→おかたづけ→トイレ→絵本→就寝」という流れなのですが、基本的に1日の中で必ず片付けるタイミングは、この寝る前のおかたづけ、だけです。
ご家庭のスケジュールに合わせて、出かける前の5分間、夕飯の前の5分間、など時間を決めて毎日のルーティンにしてしまうと習慣になると思います。
親も「片付けなさい!」とガミガミ言わないので気持ちに余裕が生まれます
1日の最後に必ず片付けるので、「片付けなさい!」と1日に何度も言う必要がないので、親の私もリラックスできます。あまりにもいろいろ出し過ぎて、次に遊びたいものが広げられない時は、ヒーもさすがに「おへやがバラバラで、ブロックがだせないよ!」と怒り出しますw
そんな時には、「そっかー、ほんとだね、じゃあどうしようか」とつぶやくと「パズルはもうやらないからかたづければいいね」と自分で考えてくれます。そして一緒に片付けています。
片付けられることを自分で選ぶから、できて達成感が得られる
ひとりでできない場合は、親も一緒に片付けてあげます。片付けは、幼児は一人ではできません。親の準備や手助けがあって、初めて1人でお片付けができるようになると思います。
親子サークルの先生が言っていたのですが、片付けができるようになるのは中学生頃からだそうです。それを聞いて「そっか~、じゃ、2歳のヒーに言ってもできるわけないのか」と吹っ切れました。
我が家では私も一緒に(というかほとんど私が)片付けています。「かたづけタイム」に、「じゃあヒーはなにをかたづける?」「お母さんは何をお手伝いしようか?」と自分ができることを考えさせるように声かけをしています。すると「どんぐり集めるから、おかあさんはシルバニアかたづけて」と指示してくれます^^
私から言うよりも、自分で決めたことの方がちゃんとやってくれるような気がします。それから、結構大事だと思うポイントは、片付けの最後の1つは子どもにやらせることです。そうすると「片付け終わった!きれいになった!」という達成感が得られると思います。
片付け終わったら、「おかたづけ、終わってきれいになったね!これで明日もたくさん遊べるね!」と声かけするようにしています。かたづけると嬉しいことがある(=明日も遊べる)と思わせるためです。
コツは、物の場所を決めておくこと
子どもに片付けの習慣をつけたい場合は、親が準備してあげることが大事だと思います。
- 物の数を少なくすること
- 物の場所を決めておくこと
を意識しています。
物の数を少なくすること
片付けるものが多いと、時間がかかるのでやり遂げられなくて嫌になってしまいます。
子どものおもちゃ・工作などは増える一方ですが、対象年齢が合わなくなってきたもの・遊ばなくなってきたものは、少しずつダンボールに移しておき、1カ月以上それを思い出さなければ、きれいに拭いておさがりをもらってくれる方に譲ったりしています。取っておきたい大事なものだけは別に取ってあります。
物がたくさんあると、遊んでほしいおもちゃ(今は、図形パズルやオセロなど頭を使うゲームでもっと遊んでほしいと思っています)が目に入らなくなってしまうので、少しでも物を減らしておきたいです。
物の場所を決めておくこと
大人向けの収納術のようにペンはここ、テープはここ、というように細かく決める必要はありません。
我が家では「絵本は本棚」「音の出るおもちゃはこの箱」「ぬいぐるみはここに並べる」「しまじろうのものは全部この棚」というくらいにアバウトに決めています。
おかたづけの絵本で刷り込む
おかたづけの絵本を日々の読み聞かせに紛れ込ませるのも良いと思います^^ おすすめの2冊をご紹介します。
クレヨン、積み木、絵本、ぬいぐるみ、がそれぞれ自分のおうちに帰るお話です。物も自分のおうちが一番落ち着くんですよね。
出しっぱなしにすると、どうなってしまうのか、というアプローチのおかたづけの絵本です。ノンタンが散らかしたゴミたちに追いかけられて大変なことになります^^
まとめ
- 片付けは、1日に1回、時間を決めてやる
- 物の場所を決めておく
- 親も一緒に片付ける姿を見せる
親はストレスフリーで子どもは新しい遊びが発見できる、1日一度の「かたづけタイム」ぜひ一度おためしください!