子どもの頃、よく黒板やノート、校庭などに井や囲という形を書いて、○と×を書き込んでいき、先に3つ並べた方が勝ち、というゲームをやりませんでしたか?暇つぶしにもってこいなアレがマルバツゲームです。
目次
マルバツは、相手の立場を考えるゲーム
子どもは、自分が世界の中心にいると思っていて、自分の見たもの・見ている世界がすべてだと思っているものです。相手がどんな気持ちでいるか、など考えることもありません。
マルバツゲームは、自分が勝つことだけを考えていると勝てません。相手がどう打つか考えてそれを阻止しながら自分が勝たないといけないので、子どもが初めて出会う「相手の立場を考えるゲーム」だと思います。
マルバツゲームが上手にできるようになるのは小学校入学前の5~6歳くらいかと思いますが、早くからこのゲームをすることで、相手はどう打つか?と考えるようになるので相手の気持ちを読む力、先の展開を読む力がつくと思います。
手作りおもちゃで、まずはルールを理解させる
まずは、マルバツゲームを手作りして遊びながらルールを覚えましょう。これならまだ○や×が書けなくても遊べます。つくり方はとても簡単で、5分程度でできます。
用意するもの
- ペットボトルのふた10個
- 12cm四方の厚紙
- 油性ペン
- (紙・手芸用接着剤)
つくり方
- 盤をつくります。4cm四方のマスが9つできるように線を引きます。
- ペットボトルのふたに、○と×を描いた紙を貼ります。私はペットボトルのふた自体に油性ペンで○と×を描きました。本来なら○5個、×4個あればいいのですが、ヒーの場合、「×がいい!」と言って×で先攻するおそれがあるので、5個ずつつくりました^^
- 完成です。
遊び方
ご存じとは思いますが、念のため。
2人で遊びます。先攻(○)と後攻(×)を決め、交互に打っていき、先に3つ並べた方が勝ちです(三目並べ)。
ルールが理解できたら、ノートに書いて遊んでみよう
この手作りマルバツゲームでたくさん遊んでルールに慣れたら、ノートと鉛筆でマルバツゲームをしてみましょう。
一般的には2歳頃に点が書けるようになり、3歳頃に線や丸が書けるようになり、4歳頃には×が書けるようになっているようです。
マルバツはひらがなを書く準備になるので、○が書けるようになったらぜひノートでマルバツゲームで遊んでください。
×はちょっと難しいのですが、マルバツゲームをしているうちに、今度は×の側がやりたい!と×を書きたくなると思います。ヒーもこれで×が書けるようになりました。
マルバツゲームから発展して…
マルバツゲームにハマるようでしたら、発展して、オセロや囲碁・将棋に挑戦してみるとますますハマるかもしれません。各ゲームとも、子ども向けの導入用ゲームが出ていますので、紹介しておきます。
アンパンマン かんたんオセロ
4×4コマから大人と同じ8×8コマまでステップアップして遊べるすぐれものです。こういう教え方もありですね!
どうぶつしょうぎ
最近人気の、将棋導入ゲームです。マス目とコマの増えた「ごろごろどうぶつしょうぎ」、「おおきな森のどうぶつしょうぎ」、お出かけ用などシリーズがいろいろ出ています。
よんろのご(日本棋院推薦)
こちらは、日本棋院推薦。プロ棋士の張 栩(ちょう う)九段が考案した、小さな碁盤を使った囲碁のパズルです。詰碁のようなパズルになります。石が赤と黄色のりんごのデザインで子どもにもなじみやすいです。
ハマらなかったら、時間をおいて
逆に、あまり面白さにハマっていないようでしたら、まだ相手の立場に立つ心の発達の準備ができていないのかもしれませんので、少し間をあけて、半年後とかにまた遊んでみてください。
オセロの教え方などは、こちらをご参考に
手作りオセロのつくり方も載っています。