1枚の画用紙からつくれる3つの「江戸からくりおもちゃ」をお届けします。
今回は3つ目の「まゆ玉転がし」をつくります。転がすとなんだか生きているみたいな奇妙なおもちゃで子どもは大喜びします。
「まゆ玉転がし」のつくり方
用意するもの
- 色画用紙1枚(10cm×5cm程度あればできます)
- ハサミ
- のり
- ビー玉1つ
つくり方
- 「からくり屏風」「六角返し」で使った残りの画用紙でつくります。(もちろん別の画用紙でもOKですよ)
- 1cm×10cmの3つのパーツを切り取ります。
- 幅が均等になるように放射状に並べ、3枚を中心で糊づけします。
- 真ん中にビー玉を置き、包んでいきます。
なるべく緩くなるようにして、画用紙同士を7mmくらい重ねて糊づけします。 - 3枚とも糊づけできたら完成です。
色違いでもつくりました。小さなお子さんには、顔をつけてあげると良く見ます。 - 少しつぶすと、動きが面白くなりますよ^^
遊び方
机の上に転がして遊ぶも良し、浅い箱の中で転がして遊ぶも良し。長い坂道をつくって競争して転がすのも楽しそうですね。
アレンジ
大きいビー玉を入れて大きなまゆ玉をつくったり、アルミホイルでまゆ玉をつくっても面白いです。
アルミホイルのまゆ玉
アルミホイルのまゆ玉は、12cm×5cmのアルミホイルの長辺2辺と短辺1辺に糊をつけ、糊のついていない側からビー玉を包んで袋状にしてから、お椀2つの中に入れてシェイクすると出来上がります。こちらもなかなか面白い動きをして本当に生き物みたいです。子どもには「やさしくつかんでね」と一言いっておきます。子どもが強く握るとつぶれてしまいますが、その時は、またお椀を使ってシェイクすれば、元に戻ります。
こんな感じで袋状に包みます。
知育ポイント
これは江戸時代から遊ばれている手作りおもちゃですが、長い目で見たらこれも物理に興味をもつ入口かもしれませんね。
ヒーは、見た瞬間にやらせて!やらせて!と自分で転がし、次の日には「おかあさん!昨日のビー玉転がすやつ、つくってみたいの。つくりかた教えて!」と言ってきました。ふふふ、思惑通り。このくらい簡単なら、3歳児でも一緒につくれましたので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。
ほかの「江戸からくりおもちゃ」もあります
閉じて開くと、左右が入れ替わって見えるしかけカード「からくり屏風」です。手品カード、マジックカード、とも呼ばれます。
閉じて開くと、3回絵が変わって見える不思議なおもちゃ「六角返し」です。