絵の具遊びは、感覚遊びです。ぐにょっと指に絵の具を付けて絵を描いたり、手のひらスタンプをしたり、筆を使ってみたり、身体を使って遊べます。そして、たくさんの色を目にして、この色とこの色をまぜると何色になるのか?など考えることでも脳に刺激を与え色彩感覚や想像力を育てます。
我が家では絵の具で遊び始めてから1~2カ月に1度くらいは絵の具遊びをしています。定期的に手形や足形も取ると、成長がわかって楽しい思い出になります。
目次
絵の具遊びの前に
絵の具遊びをする前(当日や前日など)に、こんな絵本を読んでおくと、一層絵の具遊びを楽しめると思います。絵の具遊びをした後にまた絵本を読んであげると、さっき遊んだリアル体験が頭によみがえり、より深く絵本を楽しめるようになると思います。
>>>絵の具遊びは感覚遊び!もっと遊びたくなる【えのぐの絵本】
絵の具遊びの準備
できるだけ「それはダメ!」とか「こうしなさい!」とか言わないために、準備をしっかりしましょう。レジャーシートや新聞紙を広げる作業を子どもと一緒にやると、子どもは「何するのかな?!」とワクワクします。
- 遊ぶ場所は片付け、大きめのレジャーシートを敷き、その上に新聞紙を広げます
- 紙は、画用紙・模造紙などできるだけ大きな紙を用意します
- 絵の具は、とりあえず赤青黄と、白があればたいていの色は作れます
- 筆も太いのと細いのと何本かあると良いでしょう
- 豆腐の空きパックが絵の具を入れるのに最適です。終わったらそのまま捨てます
- 子どもも親も、汚れても良い服で薄着になる、冬は暖房を効かせます
※レジャーシート・模造紙・絵の具・筆は百均で買えます!
親のスタンス
- 子どものやることにはできる限り口を挟まず、見守ります
- 自分も一緒に遊んで楽しんでいる姿を見せます
- 「楽しかった!」「またやりたい!」と思わせるのを目標にします
我が家の絵の具遊びいろいろ
これまで我が家で遊んできた絵の具遊びのいろいろを年齢を追ってご紹介します。
2歳1カ月、初めての絵の具遊びはパパへのメッセージカード
初めての絵の具遊びは、パパへのメッセージカードを作りたくてやりました。ヒーの手形と私の手形を、ゾウに見立てています。
手形を取り終わったら、残った絵の具で好きに遊ばせました。指で描いたり、筆で描いたり、とヒーは夢中になって遊んでしました。青が好きなのは小さい頃からずっとぶれていないです。
2歳1カ月、クリスマスツリーを描こう
去年のクリスマスは、まだツリーは早いかなと思い、模造紙にクリスマスツリーの絵を描いて飾りました。
まず私がクリスマスツリーの枠だけを描いておき、ヒーに緑色で塗らせました。たくさんはみ出ていますが、それも良しとして、思う存分塗りたくってもらいました。それを乾かしている間に、オーナメントを色画用紙で作り、ツリーが乾いたらヒーに糊で好きな場所に貼ってもらいました。
このクリスマスツリーのイメージは、「めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス」という絵本から着想を得ました。小さなお化けがいます。
ヒーは、絵の具も飾りつけも楽しかったようで、毎日このポスターを眺めてクリスマスを待ちましたw。けなげ…w
2歳5カ月、最終的にボディペインティングに…
この時は、瓶の底や、ダンボールを筒状に丸めたものなどでスタンプ遊びをしました。手形スタンプでも遊び、あっという間に手は真っ黒に。手を洗いたいというので一旦着替えてまた遊びだしたのは良いけれど、また汚れるから薄着でいいや、と思ったら…
やりました、ボディペインティング!教えてないのにw!もう物凄い真剣さで塗っていましたね。
こんなに楽しくてたまらない顔をされたら、もう黙って見守るしかありません…w
2歳7カ月、木に手形の葉っぱをたくさんつけよう
この日は、私が大きな紙に木の幹と枝だけ色ペンで描いておき、そこに緑色で手形スタンプをペタペタ貼って木にしました。
完成!青色でもやりたいといって青い葉もついています。春になったらピンクの手形スタンプで桜の木も作れますね。
2歳9カ月、色水遊び
障子紙を正方形に切っておき、好きな折り方でたたんで絵の具に浸して、広げると、とてもきれいな模様ができあがります。色水遊びや染め紙、と呼ばれる遊びです。
良く乾かしてから、空き箱に貼ってオリジナルの箱を作ったり、便せんとして使ったりできます。我が家ではうちわにリメイクしてみました。両面に好きな色柄の染め紙を糊で貼り付けて、乾いてからハサミで余分な部分を切り取りました。
2歳10カ月、絵の具で野菜のスタンプ遊び
ピーマン、オクラ、の切れ端で野菜スタンプをして遊びました。ピーマンはゆがんだ三角形みたいな形に、オクラは可愛い星型のスタンプが押されます。もちろん筆でも遊びます。筆で絵を描く感触、どのくらい力を入れるとどんな線になるのか、など、手先を使う訓練につながります。
完成!
この日は、IKEAのロール紙を長く使って遊びました。この「お絵かき用ロール紙」は、本来「お絵かき用収納」(税込\1,499)と一緒に使うものらしいのですが、ロール紙のみだと(税込\499)なので、ロール紙のみを買いました。
このロール紙は、幅45cm、長さ30mもある無塩素漂白紙です。画用紙や模造紙と違って長~くして使えるので、線路を描いてみたりすると面白いかもしれません。お友だちが遊びに来た時に、「お絵かきしよ~!」と言ってこの紙をズザザザーっと広げると、それだけで子どもたちのテンションがあがります。
3歳1カ月、パパへのメッセージカード2016を作ろう
今年は2羽の白鳥にしました。我ながら良い出来!ヒーは、手形を乾かした後に私が目やくちばしを描き込むのを見て、やっと白鳥に見えたらしく、「わぁ!はくちょうだぁ!」と大喜びしていました。
去年と比べて大きくなったヒーの手。毎年定期的に手形をとると、見比べて子ども自身も成長を感じられます。
手形を取り終えると、お遊びの時間です。
プラスチックのアイススプーンに小さく切ったスポンジを輪ゴムでくくりつけたものを、絵の具にポンポンと付けて、画用紙にスタンプすると…
まるで雪が降っているみたい!スタンプは、割り箸を割らずに長さを半分にしたものにスポンジをくくりつける方が使いやすいです。うちには割り箸がなかったので、アイススプーンで作りました。
完成!雪だるまの部分は手を添えて、一緒にぐるぐると丸を描きました。乾いてから目玉を油性マジックで書かせたらすごいアンバランス、だけど、なんだかシュールな感じになりましたw。
ヒーによると「うみと そらなんだ!」とのこと。真ん中に飛んでるのは飛行機かな?良い作品だと思ったので、壁に飾ってあります。
子どもの作品って壁に貼ってる?どう収納する?
子どもは、自分の作品が壁に飾られたりすると、大切にされている感や親の愛情を感じるのだそうです。というのを以前本で読んだことがあるので、我が家ではできるだけ壁に貼り、写真を撮り、新しい作品を貼る時は、本人に外してファイルにしまってもいい作品を選んでもらい、B4のクリアフォルダーに収めています。
こんな風に、成長が見られるお絵かきや塗り絵などを取って置いています。
B4サイズなのでたいていのものは入ります。立体的な制作物は写真に撮って、本人がもう関心がなくなった頃に、紙袋に入れて本人に見えない場所で1カ月ほど一旦保管しておき、その間に一度も本人が思い出さなかったら捨てるようにしています。もう少し大きくなって自分で判断して処分してくれるようになるまでは、この方法で行く予定です。
B4のクリアフォルダーはセリアのものを買いました。1年に1冊(20作品入る)くらいのペースで増やす予定です。作品の他にも、観に行ったしまじろうの映画のチラシなど思い出の品も少し入れてあります。