2歳でハサミを使いこなすコツ【教え方と作品例】

我が家では、ちょっと早いかなと思いましたが興味を持っていたので、2歳ちょうどにハサミを与えました。興味を持っていることが、大前提です。興味を持たせるには、親がハサミを使って遊んでいる姿を見せることが一番です。

私はそろそろハサミを使えるようにしたいな、と思い、自分が折り紙で切り絵などをするのを目の前で見せ、ヒーが「やりたいやりたい」と言ったところで「じゃあ、やってみる?」と事前に買っておいた幼児用ハサミをスッと出しました。作戦成功。

 

幼児用ハサミを選ぶときのポイント

  • 軽いこと
  • 切れ味が良いこと
  • 手指の大きさに合っていること
  • 刃先が丸くなっていること

一番は、軽いことです。ハサミが重くて使いづらいと、それだけでハサミを嫌いになってしまいます。それから、包丁も同じですが、切れ味が良くないとケガをします。百均でも充分です。

我が家ではヒーがしまじろう好きなので、上記の条件にも当てはまるベネッセのハサミを買いました。それだけでハサミが好きになるので、好きなキャラクターを利用するのも手です。

 

ハサミを渡す前にやること

まずは、どんなことに使ってはいけないか、を確認します。

親が自分で髪の毛を切ろうとしてみて「ここ切っていいかな?」子「ダメ―」。

自分の服を切ろうとしてみて「いいかな?」子「ダメ―!」。

自分の指を切ろうとしてみて「ここは?」子「ダメーー!(半泣きで)」。

この3つを確認して、理解させてから、ハサミを渡します。

 

ハサミを渡す時にまず始めにやること

それは、ハサミの受け渡しの練習、です。まずは親が写真のように刃先を握ります。そして「どうぞ」と子どもに渡します。「今度はヒーも、お母さんにどうぞしてみて」と、刃先を握り、渡す練習をします。親子で何度も「どうぞ」ごっこをしました。

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ハサミの練習、4つのステップ

1.1回切り

細長いテープなどを、ハサミを1回動かして切る練習をします。
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私は折り紙を短冊状に切っておき、それを切らせていました。親が紙を持ってあげて切らせるのではなく、紙を子ども自身に持たせて切らせます。切り続けて持っている指に近づいたら、紙を持っている指を、スイーッとスライドさせる練習もします。

ヒーの切る本数も多くなり、短冊状に切るのが面倒になったので、輪飾り用にカット済みの折り紙を買いました。百均には星柄などいろいろな模様の入った輪飾り用の折り紙も売ってました。折り紙売り場の近くにあると思いますので、探してみてください。

 

2.連続切り

1回切りに充分慣れたら、ハサミを閉じたり開いたりして長い距離をまっすぐ切る練習をします。

完全に刃を閉じずに、半分くらいまで閉じたら開くを繰り返して切るのがコツです。

 

3.多方切り、曲線切り

向きを変えて切ったり、丸を切ったりする練習をします。

紙の方を動かして切るのがコツです。

 

4.切り紙、厚紙などを切ってみる

細かい作業が必要だったり、力が必要な作業をして、巧緻性(手先の器用さ)を高めます。

 

ハサミの練習に良い教材

対象年齢の幅が狭いので、ピンポイントで今できることで遊べます。がんばりシール付き。
多湖輝のNEW頭脳開発 2歳はじめてのはさみ・のり

 

イラストも可愛く、面白いです。次から次へとやりたくなります。できたね!シールも付いていて達成感があります。
くもんのすくすくノート はじめてのきりえ

 

とにかく量をこなす子には、百均のドリルもオススメです。英文もついていて、シールもついています。写真はダイソーのものです。
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ハサミを自在に使えるようになったら、切り絵遊びで楽しみましょう。雨の日などに時間が稼げますw。
たのしい きりえあそび /おりがみ 

ハサミを使うときのお約束

  • 大人と一緒に使う
  • 必ず座って使う
  • よそ見をしないで、手元を見る
  • 持ち歩かない
  • テーブルの上に置く
  • 使い終わったらケースにしまう
  • 絶対に人に向けない、自分にも向けない

を子どもと約束してください。保管場所については、一般的には子どもの手の届かない場所への保管がオススメですが、私は、これはヒーのハサミなので、ヒーのお道具箱に入れて良いことにしています。その代わり、使うときは必ず声をかけるように、と言い聞かせています。使いたいときはきちんと「ハサミ使っていい?」と聞いてきます。この約束が守れない子の場合は、親が管理した方が良いでしょう。

切り刻んだあとは…こうやって遊ぼう!

捨てさせてくれない場合は場所を決めて保管

ヒーは、1回切りブームだった頃、切り刻んだ紙片を捨てさせてくれませんでした…。「だいじだいじ!」と言うので、場所を決めて(海苔の空き容器)、そこにしまうことを約束させました。

一日に一度はその容器をザバーッとひっくり返して「ゆきだ~!ゆきだよ~!」とぶちまけていましたが、最後には一緒に片付けをしました。子どもにあの紙切れを拾わせるのは、手先の器用さの鍛錬には最適なトレーニングです!親の私には老化防止!と思いながら毎日片付けしました。

 

おままごとの具材に

ヒーはよくこの切り刻んだ紙をおままごとの具材に使っています。お鍋に入れたり、お皿に盛ったり。最後には必ずぶちまけていますが。

 

ビニール袋に入れて風船

hasami07ビニール袋に入れて風船として遊ぶのも楽しいです。何より、バラバラにならないので助かりますw。

 

糊で貼って、作品にしよう

切り刻んだ折り紙を、画用紙に糊で貼って作品にするのも楽しいです。糊の練習にもなりますし、なにより、紙くず 紙片を減らせます!べたべたと思うままに貼るのも良いですし、大人が絵を描いてあげて、そこに自由に貼らせるのも面白いです。
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今2歳11カ月のヒーは、3の多方切り・曲線切りがだいぶできるようになってきました。3歳になったら切り紙に挑戦です!


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すー
おもちゃインストラクター・保育ナチュラリスト・UN DECOR講師による、子育ての知恵をシェアするブログです。天才児を育てるべくあの手この手で子どもと遊んでいます。私が子育てする中で大切にしていることや、年齢別のオススメ絵本、実際に買って良かったものなどを娘ヒー(もう9歳!)のリアクションとともに記録します。
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