今日は、1つの牛乳パックからつくれる、「ひっくりカエル」と「ぴょんぴょんカエル」の2種類を紹介します。目安としては、対象年齢は2歳以上です。どちらも指先の繊細な感覚を養えます。お母さんがやって見せてあげるだけなら赤ちゃんから遊べます。
目次
1.「ひっくりカエル」のつくり方
用意するもの
- 牛乳パック1本
- ハサミ
- セロテープ
- 輪ゴム1本
- お絵かき用の油性ペン
つくり方
- 牛乳パックの側面をハサミで切り取ります。
- 注ぎ口部分はいらないので切り落とし、横で半分に切ります。
- 今、横半分に切ったところを、1mmくらいすき間を開けて、セロテープでつなぎます。
反対側の面もセロテープを貼ります。 - 絵を描きます。カエルを描こうとしたら、ロケットがいい!というので、ぴょーんと飛ぶロケットになりました。(ひっくりカエルじゃなくなってる…^^;)
丸い印をつけた辺りに、1cmないくらいの切れ込みを入れます。反対側にも同様の切れ込みを入れます。切れ込みの数は全部で4か所です。 - 切れ込みに輪ゴムを掛かけたら完成です。絵の面はこんな感じに輪ゴムをかけて、
真ん中で一度ひねってばってんにして反対側にかけます。
遊び方
裏返して床に置くと、ぴょーんとはねてひっくり返ります。子どもの力でも裏返せます。
絵を、片面は「カエルの笑った顔」、もう片面を「カエルの泣いた顔」とかにすると、ひっくり返った時に、どっちの面になるかな?という遊びができます。
2.「ぴょんぴょん」カエルのつくり方
用意するもの
- 「ひっくりカエル」で使った牛乳パックのあまり
- ハサミ
- セロテープ
- お絵かき用の油性ペン
つくり方
- 牛乳パックの側面を切り取ります。注ぎ口部分はいらないので切り落とします。
- 今度は縦に半分に切ります。
- それを8の字のように折って、端と端はセロテープでしっかり留めます。
- カエルの顔を描いたら出来上がりです。
遊び方
指先をグッと下に押し付けながらスッと手前へずらすようにして、指ではじいて遊びます。
この作業が指先の繊細な感覚を養います。たくさん遊んでくださいね。
青い色画用紙か折り紙があれば、それを丸く切って「池」に見立て、池を目がけてカエルを飛ばす遊びもできます。ぴょんぴょんカエルをたくさん作って、どちらがたくさんカエルを池に飛び込ませられるか、お母さんと競争してもいいですね。
たくさんつくると、こうやって積み上げて遊ぶこともできます。やってみると、結構アンバランスで重ねるのが難しいです。
知育ポイント:カエルの歌を歌った方が良いワケとは?
私はいつも夕暮れを見れば「夕焼け小焼け」、トンボを見れば「トンボのメガネ」を歌うので、カエルをつくっている時には「カエルの歌」を歌うわけです。
ところが、この「カエルの歌」、親子サークルで先生が教えてくれたのですが、ものすごくよくできた歌なのです。というのも、「あ、い、う、え、お」の口の形が全部出てくるので、大きな声で歌えば、口の周りの筋肉が鍛えられ、滑舌が良くなるのだそうです。言葉が遅いのも、口の周りの筋肉が未発達なことが理由にあげられるケースがあるそうです。
(子どもの滑舌が悪いな…)(うちの子、言葉が遅いなぁ…)など悩んでいる人はぜひぜひ歌ってほしいとのことでした。
ちなみに、歌詞について。
かえるのうたが
きこえてくるよ
クヮ クヮ クヮ クヮ
ゲロゲロ ゲロゲロ(※)
クヮクヮクヮ
で私は覚えていたのですが、※の部分は、「ケケケケ ケケケケ」「ゲゲゲゲ ゲゲゲゲ」「ケロケロ ケロケロ」といろいろあるようです。
親子サークルでは、エ・オ・エ・オの発音が続くと難しいので、まずは「ゲゲゲゲ ゲゲゲゲ」で歌えば良い、と言っていました。滑舌が良くなって来たら「ゲロゲロ ゲロゲロ」でも歌うとますます筋肉が鍛えられます。
このことを知った時は、まだヒーの滑舌はまだそんなに良くなく、家族以外の人だと「なんて言った?」と聞かれることもあったので、毎晩お風呂でこの歌を歌ってからあがるようにしていました。今では誰とお話してもちゃんと聴き取ってもらえます。
皆さんも、ぜひ「カエルの歌」を歌いながら工作を楽しんでください^^
牛乳パック工作は、こちらにもあります
手先・指先を器用にする、体幹を鍛える、など牛乳パックでつくれる「発達を促す」手作りおもちゃをまとめてあります。