夏に読みたいちょっぴり怖い絵本をオススメ年齢別に紹介

実際にヒーに読んでとても反応が良かった【ちょっぴり怖い絵本】を、あらすじと感想を含めて、年齢別にご紹介します。最後に知育ポイントがあります。対象年齢は目安です。ヒーに一番ヒットした時期を踏まえて設定したものですので、お子さんの興味や理解度によって選んであげてください。

年間のべ200冊以上を読み聞かせている絵本の中からのセレクトです。(毎月10冊年間120冊図書館で借り、自宅に80冊、病院や児童ホームなど外で読む30冊以上=200以上)

絵本の選び方については、良かったらこちらの記事「本は心の栄養♪絵本の選び方・読み方・読後のフォローが大事。」を参考にしてください。

 

年齢別におすすめ、ちょっぴり怖い絵本

0~1歳には、私は怖い絵本は必要ないと思っているので、おすすめしません。

2~4歳におすすめ、ちょっぴり怖い絵本

 

ねないこだれだ

著者:せな けいこ
出版社:福音館書店

言わずと知れた名作ですが、ヒーも何度も読んでいます。
「おばけになってとんでいけ」っていうのが突き放す感じで怖いです…。
ヒーが2歳10カ月の時のメモには、「ちょっと怖いみたい。『どうして、よるは おばけのじかんなの?』」と書いてありました。なんて答えたのか覚えてません^^;

 

きもだめし

著者:新井 洋行
出版社:講談社

いろいろ ばあ」、「れいぞうこ」など、ヒーも大好きな絵本の多い、新井洋行さんの怖い絵本です。開けるしかけ絵本になっていて、めくるたびに「ヒャー!」となります^^

一つ目小僧に、ろくろっ首…、いろいろ出てくるので
妖怪好きのお子さんにもおすすめです。

 

くいしんぼうのあおむしくん

著者:槇 ひろし
出版社:福音館書店

なんでも食べる、くいしんぼうのあおむしくん。
食べるたびにどんどん大きくなり、最後には主人公の男の子も食べられてしまい…。

おばけとかは出てきませんが、世界観が怖いです。
ヒーも、主人公が食べられてしまうところで、え?!っと若干引いていました。

4~6歳におすすめ、ちょっぴり怖い絵本

たべてあげる

著者:ふくべ あきひろ
出版社:教育画劇

好き嫌いばかりしているりょうたくん。
ある日食卓に小さなりょうたくんがあらわれて、
キライなピーマンを食べてくれると言います。
りょうたくんは図に乗って嫌いなものを
どんどん小さなりょうたくんにあげていると
小さなりょうたくんはだんだん大きくなってきて…。

ヒーは自分でも黙読していましたがあまり怖くなかったようですが、
私は怖かったです…。読み終わってから意味を説明してあげました。

 

 

あけるな

著者:谷川俊太郎
出版社:ブッキング

「あけるな」と書いてあるのに、開けていく主人公(読み手)。
あけるたびに「あけるなといってるのに」など警告文がでてくるのに、
「とびらってのはねえ、あけるためにあるんだよ」と開けていく…。

しちゃいけないと言われていることをする恐怖心で
ヒーは開けなくていい、と言っていました。開けましたが。
開け続けてどこへたどり着くのか、読んでみてください^^
安野光雅さんのイラストが素敵です。

 

絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

著者:白仁 成昭
出版社:風涛社

絵を見ているだけでも衝撃の怖さです。
ヒーはキリスト教系の幼稚園に通っていますが、
日本に昔から伝わることもちゃんと教えてあげたいと思い、
見せました。

やみくもに「○○すると地獄におちるよ」など
脅しに使うのではなく、「地獄は怖いねぇ…」くらいにしておいて
日々の生活で「虫も生きているから殺しちゃいけないよ」
「お友だちに優しくしようね」など伝えて良ければいいなと思っています。

 

小学生におすすめ、けっこう怖い絵本

あっちがわ

著者:イシズ マサシ
出版社:岩崎書店

もう、真っ白の虚ろな目だけで怖いです…。
1ページずつのショートストーリーです。
きっと視える人というのは日々こういう感じなのかなぁと
思える絵本です。
支離滅裂で、夢を見たんじゃないのと言われれば
そんな感じにもとれる、怖いお話がたくさん載っています。

 

 

いるの いないの

著者:京極 夏彦
出版社:岩崎書店

おばあちゃんとふたりで住むことになった男の子。
おばあちゃんちの暗闇が怖くてどうしてもじっと見てしまい…。

京極夏彦さんのホラー絵本です。
立ち読みで思わず「ヒィーーッ!」と声が出てしまうくらいの怖さです。
家の「暗がり」が怖くなること間違いなしです…。
おばあちゃんの顔が一度もちゃんと出てこないのがまた怖い…。

 

知育ポイント

寝る前の読み聞かせには、向いていません!
明るい時間に読んで、夜寝る時に怖がったらぎゅっと抱きしめてあげましょう。

子どもが質問やこういうことかな?と提案してきても、私は否定も肯定も決めつけず、
「そうかもしれないねー」と受け止めて終わりにしています。

「ねないとおばけになってとんでいくぞー」とか
「好き嫌いしてるとちっこい〇〇ちゃんがでてくるよ」など、
子どもへの脅しには(!?)使わないようにしましょう^^(自戒を込めて)

おまけ

2019年は「ねないこだれだ」が誕生50周年ということらしく、
横須賀美術館でせなけいこ展が開催されています。
私もヒーと夏休み中に行く予定です^^

『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展
(2019年 7月6日(土)~9月1日(日))
https://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1902.html

 


ABOUT US

すー
おもちゃインストラクター・保育ナチュラリスト・UN DECOR講師による、子育ての知恵をシェアするブログです。天才児を育てるべくあの手この手で子どもと遊んでいます。私が子育てする中で大切にしていることや、年齢別のオススメ絵本、実際に買って良かったものなどを娘ヒー(もう9歳!)のリアクションとともに記録します。
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