涼しくなり、お散歩にも出かけやすい気候になりました。季節感を感じることは、子どもの情緒を育むうえでとても大切だと思っています。言葉を増やすためにも実際の一次体験が一番大事です。例えば”落ち葉を踏んで遊ぶ”一次体験をした時に大人が「落ち葉を踏むとカサカサするね」と言います。「踏む」という動作を実際にすることで「踏む」という言葉がインプットされ、踏んだときの音は「カサカサ」、という言葉がインプットされると思っています。
さぁ、子どもと一緒に外に出かけましょう。最近、ヒーとのお散歩では「秋を探そう!」をテーマにしています。我が家の秋のお散歩アイデアを紹介します。
目次
「秋を探そう!」お散歩のアイデアいろいろ
まずは紅葉を見よう
まずは紅葉を目で見て、感じよう!できれば、葉っぱが緑の時にも見ておくと、子どもも「あぁ、色が変わったんだな」と実感できると思います。
ビニール袋を持たせる!
ビニール袋を持たせると、とにかくいろいろ集めますw。黄色や赤に色づいた落ち葉、どんぐり、松ぼっくり…。どんぐりにもいろいろな種類があるので、大きいもの、丸いもの、小さいもの、などが見つけられると楽しいです。
松ぼっくりは、我が家ではバーベキューの火おこしに必須アイテムなので、この時期にたくさん拾い集めておきます。ヒーはそうとも知らずに「わーい!松ぼっくりだ~!」とひたすら集めてくれて助かりますw。ちなみに、火おこし用の松ぼっくりは、集めた後、何日か天日干しにしておき、完全に乾いてからゴミ袋などに入れて保管しておきます。
お散歩用のバッグを作ってあげる
コーヒーや野菜ジュースなどの1リットルのペットボトル(底が正方形になる)の底を使って「お散歩用バッグ」を作ってあげると喜んでいろいろ拾います。作り方は簡単です。底をカッターで切り取り、キリで穴を二か所に開けてひもを通し、切り口でケガをしないようビニールテープを貼ってあげます。
どんぐりはどうやってなっているの?確かめてみよう
どんぐりが落ちているのを見つけたら、ぜひお子さんを抱っこして、どんぐりが木になっているところを見せてあげてください。
落ち葉をザクザク踏んで遊ぼう
乾いた落ち葉の上を歩くのはとても楽しいです。音を楽しみ、踏む感触を楽しみましょう。落ち葉をかき集めて上からザバーっと落とす遊びもヒーはよくやっています。
秋に咲く花を探そう!
その季節ごとに咲く花が必ずあります。ヒーとのお散歩ではいつもどんな花が咲いているか、探して歩いています。秋は、きんもくせい、萩、ヒガンバナに始まり、コスモスや菊、など、その季節の花を見つけて愛でています。
ひっつき虫をひっつけよう
オナモミなどのひっつき虫を投げ合い、服にくっつけて遊びます。トゲトゲを触らせてあげるだけでも、子どもにはとても刺激的だと思います。
秋を集めよう
ビニール袋やお散歩用バッグを持ったら、秋を集めましょう。松ぼっくり、いろいろな形のどんぐり、赤や黄色の落ち葉、石、木の実、秋のお花、猫じゃらしなど子供の興味に任せて、いろいろ拾い集めてみましょう。
帰宅してからも遊べます
まずは写真を撮りましょう
持ち帰ったものは、新聞にでも広げて写真を撮っておきます。写真に撮ってあげると、ヒーはとても喜んでくれます。
一輪挿しに飾ろう
我が家では小さな花瓶にヒーが摘んだ草花を飾ります。野草ばかりですが、これはこれでなかなか季節感のある素敵な花瓶になります。自分が摘んだ花を食卓に飾ってあげるととても嬉しいようです。パパにも見せられて、「秋だねぇ!」と言われ、ヒーは大満足です。写真に撮っておくと記念に残ります。
石の貯金箱
やたら小石を集めるのが好きなヒー。気に入った石だけ、持ち帰っていいことにしています。帰ると真っ先に玄関に置いてあるこの瓶に貯石(ちょせき?)していますw。(いっぱいになったらどうしよう…。ヒーの許可を得て裏庭にまくか…。)
どんぐりと松ぼっくりは、ぜひ「おままごと用」にも活用を!
ヒーのキッチンには、どんぐりと松ぼっくりがあります。どんぐりは必ず処理したものを使ってください。何もしないと虫が出ますよっ!どんぐりは、我が家では鍋で煮沸してから3日以上天日干しにしてから保管しています。
一度処理すれば半永久的に遊べますので、ぜひキチンと処理してあげてください。どんぐりは遊べば遊ぶほど艶が出て、愛着が湧きます。我が家のどんぐりはまだ1年ものですが、なんの異常もなく遊べています。時々、使用に伴い割れているのを見つけたら捨てています。
工作に使おう
松ぼっくりのモビール
「おさるのジョージ」が大好きなヒー。「バランスバランス」というお話でジョージがモビールを作る場面を見て、「これ作りたい!」と言うので、使わなくなった菜箸と拾ってきた松ぼっくりで一緒にモビールを作りました。菜箸ではなくて拾ってきた枝とかで作るとさらにいいですね。
葉っぱのこすり出し
落ち葉の上に紙を敷き、しっかり押さえたらクレヨンを使ってこすり出します。形の違う落ち葉を色々な色でこすり出すと楽しいです。コツは、落ち葉の裏側を上にしてから紙を敷くことです。そうすると葉脈がキレイに写し取れます。普段のお絵かきが新鮮に感じられるようで、ヒーはいろんな色でこすり出しを楽しんでいました。
どんぐりのやじろべえ
手芸用の細い針金を使い、やじろべえをつくります。下図のように針金を手で曲げ、先端を少し折り曲げた両方に、どんぐりをセロテープでくっつけます。真ん中の輪になったところを人差し指の指の腹を上に向けて乗せると、ゆらゆらと倒れずにバランスを保って揺れます。ヒーは慣れると、指先にやじろべえを乗せたままウロウロ歩いて遊んでいました。
※※※針金の両端をどんぐりに直接突き刺して作ることもできますが、万が一外れてしまった場合に先端がとがっていて危ないので、必ず両端は少し折り曲げてセロテープで固定するようにしてください※※※
どんぐりの滑り台「どんぐりスロープ」
牛乳パックが4個あれば、「どんぐりスロープ」が作れます。上からどんぐりをザザーっと落とすと、コロコロ転がって出口からバラバラと出てきます。ヒーは狂ったように何度も遊んでいました。お高い木製のスロープトイを買う必要ありません!作り方はこちら。
砂場遊びの道具に入れておく
おままごと用のどんぐりはたくさん持っているので、最近拾ったどんぐりは主に砂場遊びの道具に一緒に入れてあります。砂のプリンや団子やケーキに飾り付けとして使います。砂場にいる他の子にもどんぐりをシェアするとすぐお友達になれます。
最近は幼稚園プレなどで割と忙しいので、のんびりと秋のお散歩に行きたくなってきました。皆さまはどんなお散歩を楽しんでいますか?良かったらコメントで教えてくださいね。
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意外なことに、ポーランドでの秋の遊びは似ています。びっくりしました。
アリさん、ポーランドからのコメントありがとうございます。
ポーランドでも秋の遊びは似ているのですね。
子どもの遊びは世界共通なのかもしれませんね!
私事ですが、学生時代にスペイン留学していた頃、一番仲の良かった友達がポーランド人でした。
ポーランドと日本の子育て、似ているところがあってなんだか嬉しいです。