【一番悩んだ育児書選び】
妊娠中、私が一番迷ったのは、育児書選びでした。育児書って作者によって本当に内容がさまざま。何冊も買ってしまうと反対の主張をしていたりして、迷ってしまいます。
ですから、できるだけたくさんの育児書を試し読みしてみて、自分の価値観や理想の育児に合った育児書に出会うことが大事です。そして何冊も買わずに、これと決めたもの1つを買うことが、後々育児の方針に迷ったりしないコツだと思います。
私はもともと本が好きで、1カ月に10冊程度読んでいましたが、子どもが生まれてからはほとんど読めていません。そんな私がここ数年で一番何度も読み返している本が、
「はじめて出会う育児の百科 0~6歳」です。5センチもある分厚い本なのですが、妊娠中から6歳までの発達から遊び方、子どもの病気についてまで網羅された、とても頼りになる1冊です。
数ある育児書の中で、どうしてこれを選んだかというと、
- からだの発達、ことばの発達、の他に、こころの発達、という3方向から育ちの様子がわかり、それぞれ小児科医・言語聴覚士・教育学者、と専門家が監修した書き下ろしである
- こうしなさい、ああしなさい、という押しつけがましさがない
- 時折出てくるコラムにとても心を打たれる
からです。
私がこの育児書を知ってからは、友人の第一子出産祝いには必ずこの本をプレゼントしています。皆、「妊娠中から読みたかった!」と言いますが、さすがに無事出産してからしか贈れません…。
【私はこうやって活用しています】
私の活用方法は、毎月一度、子どもの月齢の1つ前から2つ先くらいまでを読んで、今子どもの発達状態がどのあたりかを確認するのに使っています。
これからこんなことができるようになるんだ、あ、もうこれはできてるぞ!などと子どもの成長を感じながら読んでいます。子どもが寝た後に落ち着いて本をじっくり読んでいると、その時々の自分の悩み(ごはんを食べてくれない、イヤイヤ期かな?等)が解消され、明日も頑張る気になれます。
それから、発達に合った遊びをどんどん生活に取り入れたり、紹介されているおすすめ絵本を読み聞かせたりしています。子どもの理解度・興味関心に合わせた絵本選びは大変だけれども面白いです。
また、急病時の病院へ行くかどうかの判断をしたり、ホームケアの方法を調べたり、といつでもすぐに手に取れる場所に置いてあります。
【ぜひ、書店で立ち読みを!】
初めてのお子さんを身ごもられている方には、ぜひ書店でパラパラとめくってみていただきたいです。いや、2人目という方にも、意外とおすすめかも知れません。6歳までカバーしているので、充分使えます。
2人目の場合、どうしても1人目の経験が基準になってしまいがちですが、発達には個人差があるものです。ベースとなる育児書があれば、1人目の時はこうだったのに、どうしてまだできないのかしら、などと、余計な心配をしなくて済むかもしれません。
イラストも可愛らしく、とても参考になる育児書です。ご自分の価値観や理想と合うかどうか、ぜひ立ち読みしてみてください。気に入ったら、買うのはネットがおすすめです、重いので!!笑