日々絵本の読み聞かせをする中で、必ず1月くらい先の季節の絵本を読むようにしています。今だと借りる絵本の半分くらいは冬や雪のお話を選んでいます。
実際にヒーが読んでとても反応が良かったものを、0歳児向け→3歳児向けの順にご紹介します。対象年齢は目安です。ヒーに一番ヒットした時期を踏まえて設定したものですので、お子さんの興味や理解度によって選んであげてください。
年間のべ200冊以上を読み聞かせている絵本の中からのセレクトです。(毎月10冊年間120冊図書館で借り、自宅に50冊、病院や児童ホームなど外で読む30冊以上=200以上)
絵本の選び方については、良かったらこちらの記事「本は心の栄養♪絵本の選び方・読み方・読後のフォローが大事。」を参考にしてください。
目次
0~3歳児向け、寒い冬が楽しみになる絵本
0~1歳におすすめの冬の絵本
「ごろんご ゆきだるま」
【ストーリー】ある冬の日、雪がしんしん降り積もって、地面は白一色です。そこへまあるい雪の玉が、ごろごろごろんご、転がってきました。次にやってきたのは…?
ヒーが2歳なりたての頃、読むたびにキャッキャ笑っていた絵本です。1~2歳児さんが楽しめる絵本でしょう。実際に雪が降った時に、ゆきだるまを作ってあげると、絵本で見たものと実物とがつながり、リアル体験に変わります。
「ふゆのき」
【ストーリー】雪が降る中、葉の落ちてしまった1本の木に、赤い鳥、青い鳥、黄色い鳥、緑の鳥がやってきました。鳥は1羽ずつ、エサ台の赤い実を取って去っていきます…。
美しい冬景色の中、鳥がやってきては去っていく様子をじっと子どもが見ているかのような視点です。シンプルなストーリーですが、雪が降った時の静かさを感じられる絵本です。
「てぶくろ」
【ストーリー】しんしんと雪の降る森で、おじいさんがてぶくろを片方落とします。はじめにそれを見つけたのは、くいしんぼねずみ。「ここで くらすことに するわ」。次に現れたのは「ぴょんぴょんがえるよ。わたしも いれて」。どんどん動物がやってきて中に入り、てぶくろは今にもはちきれそう。
人数が増えるにつれ、ひさしや呼び鈴、かわいい窓などあちこちに工夫がほどこされて、手袋が次第に家らしくなっていく様子を見るのが、楽しいです。ヒーは動物が来るたびに「もう入れないよ~!」と言っていました。人の手袋にクマが入るわけがないのに、そこを想像ができるのが絵本の良いところです。「中は温かいのかな?」などと子どもと想像しながら読むと知育的にも良いです。
1~2歳におすすめの冬の絵本
「やまのおふろやさん 」
【ストーリー】しんしんしんと雪が降る山の中。「わっおふろだ!」次々と動物たちが飛び込んでいきます。そこへ、ゆきだるまさんまで飛び込んだら…。
寒い冬に温かいお風呂に入りたくなる絵本です。雪山の白がベースでシンプルな絵柄ですが、動物たちのお湯に浸かる前と浸かった後の表情や動きの変化が分かりやすく本当に豊かで、寒そうだねぇ、とかあったかいね〜〜と声かけしながら読んでいます。ヒーはゆきだるまが飛び込む時に「だめ~!」と叫びましたw。裏表紙も可愛いのでじっくり見て欲しいです。
「おもちのきもち」
【ストーリー】おもちだって悩みがあるんです。「もう、たいへんなんです」お正月、“かがみもち”は、とある決心をします…。
名作「だるまさん が・の・とシリーズ」のかがくいひろしさんの絵本です。おもちの走る姿にヒーは大ウケでした。まだお餅は食べさせられないけど、絵本で楽しむなら大歓迎です。いろんなものの立場に立てるのは、絵本・本のとても良いところです。
「そりあそび―ばばばあちゃんのおはなし」
【ストーリー】冷たい雪の日。森の動物たちが寒い寒いとふるえているのを見て、ばばばあちゃんはいった。「いい若いもんが、だらしないねえ。寒い日の特別なあったまりかたを教えてやるよ」
ベッドで遊んでいるうちに壊してしまい、それをそりに作り替えて集まった動物たちとそり遊びをするばばばあちゃんがとてもパワフルで楽しい気分になります。
2~3歳におすすめの冬の絵本
「ゆきのひの ゆうびんやさん」
【ストーリー】3びきのねずみが、風邪をひいたうさぎの郵便屋さんに代わり、荷物を届けてあげるお話です。あと1軒で届け終わるのに吹雪はどんどんひどくなり…。
ヒーはこの3びきのねずみシリーズが大好きで、この絵本でも感情移入しすぎて最後の荷物が落ちてしまうところで大泣きしてしまいました。ぎゅっと抱きしめて、「大丈夫だよ、よくお話を聞いていてごらん」と続きを読みました。子どもの心をこんなに揺さぶるストーリーってすごいな、と思います。
「バムとケロのさむいあさ」
【ストーリー】とても寒い日に裏の池へ行ってみると、かちんこちんの池と一緒にアヒルが凍りついていた…!慌てて助けておうちに連れて帰ったアヒルのかいちゃんを、ケロちゃんはすっかり気に入ってしまい…。
おおらかで心優しい犬のバムと、やりたい放題がかわいいカエルのケロちゃんを描いた「バムとケロ」シリーズの第3弾です。ヒーには2歳始めから読み聞かせていて、緻密な絵もストーリーも大好きなシリーズです。冬山の朝のようなキーンとした寒さを感じられる絵本です。
「14ひきのさむいふゆ」
【ストーリー】森は雪にうもれています。ねずみたちは、部屋の中でゲーム遊び。おじいさんは、そりを作って……。
14ひきのシリーズは、私自身小さい頃によく読んでいたので、娘にも読み聞かせました。秋にはカボチャのお話、冬にはそり遊びのお話、と、たくさんのお話が出ているので、一年中14ひきと一緒に過ごせます。
番外編「ようこそ!ゆきだるまのパーティへ!」
「東京ハイジ」がyoutubeで提供するお話アニメです。絵本ではないのですが、冬のお話、ということでおすすめします。
「東京ハイジ」は、イラスト、アニメ、ゲーム、ウェブサイト、グッズ、絵本、などを作っている、実の姉妹クリエイターです。他にも生活習慣を歌にした動画などがたくさんあり、ヒーもよく歌っています。
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