新年早々、子どもがとうとうインフルエンザにかかりました…。結婚して10年、夫も私もかかったことがなかったので、初めての体験です。そもそもインフルエンザって風邪とどう違うのか、インフルエンザの検査方法、家での過ごし方、今回役にたった便利グッズをまとめました。
目次
インフルエンザを正しく知ろう
インフルエンザは、風邪とは違う!
インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である。
国立感染症研究所ホームページより
インフルエンザの予防方法は?
同じ国立感染症研究所によると、予防としては
- 流行期に人込みを避ける
- 人込みが避けられない場合にはマスクをつける
- 外出後のうがいや手洗いをする
といたって普通の風邪予防方法です。
他に、予防接種を受けるのも手です。「感染や発症そのものを完全には防御できないが、…」とはっきり国立感染症研究所のページにも書かれてはいますが…。よく考えて、自己責任で打つ打たないを決めましょう。
あと一番大事なのは、自分の体調を整える(規則正しい生活とバランスのとれた十分な栄養)ことかなと思います。インルエンザウイルスが侵入してしまった後の、体の抵抗力(免疫力)を高める予防手段です。
インフルエンザかも知れないと思ったら、まず電話の上、受付へ申し出よう
しかし、どう予防していても、かかるときはかかるものです。
我が家ではヒーが発熱する2日前から夫が風邪を引いていました。夫は咳が出て熱はない症状だったので、その風邪がうつったのだろうと思っていました。
もし熱の上がり具合からインフルエンザが予想される場合は、まず出かける前に小児科に電話をし、病院では受付でその旨を話してください。そうすると待合室ではない、別の部屋で待機できます(他の人へ移さない配慮)。
インフルエンザはどんな検査をするの?
いつも通りに、体温と測った時間、子どもの様子など経過を書いた紙を先生に見せて、問診が始まりました。聴診器で胸の音を聞き、のどの奥を見て、普段ならここで「風邪だね~」で終わるのですが、今回は「熱が出てるから、念のためインフルエンザの検査してみませんか?」と言われました。
私は意外だったのですが、言われるまま「はい、お願いします」と答えてから、(え、どうやって検査するんだろう、採血?口の中の粘膜こすりとる系?採血だったらかわいそうだな…)などと考えていたら、細長~い綿棒を持ってきて、看護婦さんに頭を押さえられ、「お母さん、手を押さえててください」と言われ、ヒーの右の鼻の穴の中に綿棒をずずずいーーーっと入れられ、細胞を採られました。
えぇ、もちろんヒーは大泣きでした。(そこまで入れる~?)と驚いている間に終わりました。
インフルエンザかもしれないので、待合室とは別の隔離部屋で待機となりました。その後、別の診察室で検査結果を伝えられました。
「インフルエンザA ですね」
ということで、タミフルと咳・たんを出す薬、解熱剤の座薬を出されました。
外出禁止はいつまで?
ヒーはまだ幼稚園も保育園も行っていないので、休んだのは習い事1つだけですみました。
病院でもらった紙によると、発熱した日を発症日(=0日目)として、5日間は、外出禁止(学校・幼稚園などは出席停止)と言われました。解熱後2日間は外出禁止(学校・幼稚園などは出席停止)です。幼児の場合は、解熱後3日間だそうです。
解熱したらその日に丸を付けて、3日たってから、また受診してくださいと言われました。
薬は飲ませる?どうする?
インフルエンザはほとんどの健康なお子さんや成人(高齢者を除く)では、ゆっくり療養することで5~7日程度の経過で自然に治る感染症です。
タミフル自体2001年に保険適応されて使用され始めたのですから、それまでは皆、自然に治していたんですよね。
また、タミフルは発症24時間以内に投与開始しないと、自然治癒との差がたいしてありません。
我が家の場合は、発症からもう24時間以上経っていたのと、特段急いで治さないといけない理由もなかったので、ゆっくり自宅療養して自然治癒に任せることにしました。
咳・たんを出す薬は、咳やたんで眠れないほどの場合に、解熱剤は熱で眠れないほどの場合に使うことにしました。
お子さんの元々の体質や各家庭での考え方で、自己責任で薬を飲むか飲まないか判断するしかないですね。
自宅での過ごし方
今日で発症日(=0日目)から2日目ですが、ほぼ布団でごろごろしています。今のところ遊びたい気にもなかなかならないみたいで、たまにDVDを見たいという時だけ見せてあげ、あとはそばに居てあげて、様子を見ています。
我が家でやっていることをまとめます。ご参考になれば幸いです。
おでこと脇の下を冷やす
おでこに「冷却シート こども用」、両脇の下に「脇の下冷却袋 わきアイス 幼児・小児用」をしています。
これまでは熱の時に保冷材をガーゼにくるんで当てていましたが大変だったので、前回の熱の後にこれを買っておいて正解でした。
腕を通して脇に挟めば、寝ている間もずれることなく冷やし続けられます。保冷材はジェル状でやわらかいのでヒーも嫌がりません。替えの保冷材も2つ付いているので、冷凍庫で冷やしておいて、すぐに交換できます。
普段は汚れないようにジップロックなどに入れて冷凍庫で保管しています。
汗が出たら適宜着替えを
寝るとやっと汗が出てくるようになったので、適宜着替えをしています。
食欲がなければ食べなくてOK
食べたくないという子どもに食べさせるのは無理ですし、食べない方が回復が早い気がします。
子どもが食べたがったら少しずつあげています。直径5cmくらいの丸いおにぎりボールにきな粉をまぶした、我が家の定番「きな粉おにぎり」をやわらかめのご飯で作ってあげました。これが一番食べました。タンパク質も取れて良いですよ。後は、いちごや焼いも、バナナやヨーグルトなど、ヒーの好きなものを買ってスタンバっています。
水分補給は時間を決めてちびちびと
起きている間は、15分おきに一口ずつ水分をとらせています。看護師さんから「高熱だと体が乾燥するので水分補給を十分にしてくださいね」と言われました。麦茶を飲むのも嫌がった時には、ノロ対策に買ってあった「アクアソリタゼリー」が役に立ちました。これなら飲むゼリーみたいで飲んでくれました。
私も味見してみましたが、リンゴ味のポカリスエットがゼリーになった感じで飲みやすく美味しいです。噛まなくて良いので、生後3カ月以降の赤ちゃんから飲めると書いてあります。
おしっこがちゃんと出ているか、確認しておく
唇がカサカサしてきたり、顔の肌がハリがなくなってきたり、おしっこが出なくなったら「脱水症状」のおそれがあります。早めに病院に行きましょう。
こんな時は救急で病院へ
小児科の先生からは「タミフルを飲んでいても飲んでいなくても、異常行動や意識低下、言っていることがおかしいなどあったら、すぐに救急車で病院に行ってください」と言われました。
2次感染を防ぐために
看病している人がインフルエンザにかかってしまうと大変です。小児科で聞いたところ、「定期的な換気と適度な湿度が大事」とのこと。我が家では加湿器だけでは足りないと思い、エアコンの下で室内干しをして部屋の湿度を保っています^^
意外と忘れがちなこと
看病する人のご飯です!幸い、我が家では防災を兼ねて食料のストックは多めにしてあり、突然の自宅引きこもりでも対応できています。子どもを置いて絶対に出かけられないので、5日~1週間は外に出られないと思って、食べ物を用意しておきましょう。もちろん夫に仕事帰りに買い物を頼むのも有りです。
おまけ:むしろ恐れていたのはノロやロタの胃腸炎
2年前の正月にノロらしきもの(検査はしなかったのでノロかロタかは判明せず)にヒーがかかった時には、そのあと私にもうつって本当に地獄絵図でしたので、絶食している間の水分補給に「アクアソリタゼリー」、アルコール消毒がきかないのでおう吐物処理などに専用の除菌消臭スプレー「除菌消臭 ディフェンサープロ 300mL」を買っておいてありました。
ノロやロタやインフルエンザは突然来るので、事前に用意しておくことが大事だなぁと思いました。
まとめ
- インフルエンザと疑わしい時は事前に連絡を!
- インフルエンザの検査は、鼻の奥まで綿棒を挿入します
- インフルエンザは、自然治癒します
- しばらくは何も食べなくても大丈夫、水分補給は常にちびちびと!
- 慌てないために、事前の準備をしておくと安心です