入園準備で忘れがち、子どもに心の準備を!【幼稚園の絵本】

実際にヒーに読んでとても反応が良かった「幼稚園の絵本」を、あらすじと感想を含めて、ご紹介します。対象年齢は、入園前の3~4歳が目安です。

年間のべ200冊以上を読み聞かせている絵本の中からのセレクトです。(毎月10冊年間120冊図書館で借り、自宅に50冊、病院や児童ホームなど外で読む30冊以上=200以上)

絵本の選び方については、良かったらこちらの記事「本は心の栄養♪絵本の選び方・読み方・読後のフォローが大事。」を参考にしてください。

心の準備ができる、幼稚園の絵本

幼稚園でどんなことをするかわかる絵本

「なきむしようちえん」


作者:長崎 源之助
出版社:童心社

【ストーリー】幼稚園の入園式の日、ひとりだけ泣いている子がいます。みゆきちゃんです。みゆきちゃんは毎日泣いていて、園生活になじめません…。

幼稚園での生活や行事を通して、泣き虫だったみゆきちゃんが変わっていく様子が描かれています。文章量とページ数が結構多いのですが、ヒーは最後まで聴けました。幼稚園に不安な気持ちを抱いているお子さんは、なきむしのみゆきちゃんに共感できると思います。最後にはまた次の年の入園式で、泣いている子にみゆきちゃんがこう言ってくれます。

「ようちえんは こわくないよ。おともだちが いっぱいいるし、うさぎさんも いるし、おいもも あるし、やさしい おばけも いるわよ。だから なくの よしなさいよ」

楽しそうな行事がたくさん出てくるので、「幼稚園て、楽しそうだね」「ヒーはどんなことしてみたい?」と声かけしながら読みました。図書館で1カ月借りたのですが、期間中、毎日「読んで」と持ってくるほどお気に入りでした^^

ようちえんのいちにち


作者:おか しゅうぞう
出版社:佼成出版社

【ストーリー】ひとりの女の子の目線で、園バスに乗って、園庭で遊んで、工作をやって…、と幼稚園の1日を描写しています。

こちらの絵本も読んで、内容がリアルで良かったのでおすすめします。「なきむしようちえん」は幼稚園の1年がわかりますが、こちらは幼稚園の1日の流れがわかる絵本です。

お友だちのつくり方がわかる絵本

「きょうからおともだち」


作者:たかてら かよ
出版社:ひかりのくに

【ストーリー】ゆっくとすっくが初めて出会い、名前を教えあって、好きなものを教えあって、一緒に遊んでいたら、すぐお友だちになれました。そこへまた新しいお友だちがやってきて…。

お友だちのつくり方がわかりやすく描かれている絵本です。まずはお互いに名前を教えあい、好きなものを教えあい、一緒に遊ぶ…。大人は自然にやっていることでも、子どもにはわからないですよね。この絵本を読んでいれば、すんなりとお友だちができそうです。

ヒーはこの絵本を読む前から、自然と、公園で初めて会った子にでも「わたし、ヒ○○○だよ」と名乗って一緒に遊んだりしています。これは持って生まれた社交性なのでしょうか?教えた記憶はないのに、すごいなぁと感心しています。

 

「コッコさんのともだち」


作者:片山 健
出版社:福音館書店

【ストーリー】保育園でいつもひとりぼっちのコッコさん。ある日先生が「さあ ふたりずつ てを つなぎましょ」というので困ってしまいます…。

こちらは舞台が保育園です。いつもひとりぼっちだったコッコさんが、お友だちと仲良くなっていく様子が描かれています。けんかをして嫌な気持ちにもなります。そうやってだんだんとコミュニケーションが取れていくのがわかります。

ヒーと「こんな時は、どうすればいいと思う?」と会話をしながら読みました。ヒーは「この子は何してる?」「この子は?」と隅々まで気になるようでした。

 そのほか、幼稚園がモチーフの絵本

「ぐるんぱのようちえん」


作者:西内 ミナミ
出版社:福音館書店

【ストーリー】ずっと1人で暮らしてきたゾウのぐるんぱ。時々さみしくて涙が出てしまいます。ある日ゾウの仲間たちに「では、はたらきに だそう」と追い出されて、クッキー屋さんで働いてみるも、うまくいかず、また別のお店へ…。ぐるんぱはどんな仕事ならできるのでしょうか。

初版は1965年、50年以上愛されている絵本です。お店で失敗して意気消沈しているぐるんぱは子どものお守りを頼まれて、遊んであげる才能があると気づき、幼稚園を開くことにしました。数々のお店でもう結構と言われて引き取ってきた失敗作たちがとても役に立ってユニークな幼稚園になっています。

ヒーと、こんな幼稚園ならとっても楽しそうだね、と話ながら読みました。これもお気に入りで、しょんぼり出ていくシーンはセリフを覚えてしまい、読み聞かせているとそこは自分で暗唱しています^^

知育ポイント

ヒーは今年の4月から年少さんで幼稚園に入園します。これまでずっと一緒だったお母さんと離れて1人で知らない人ばかりの幼稚園に通うのは、勇気のいることですよね。

少しでも心の準備ができて、「幼稚園て楽しそうだな」「早く行ってみたいな」と思えるように、最近は図書館で借りる絵本10冊の中に1冊ずつ幼稚園の絵本を紛れ込ませています

ポイントは、それ系の絵本を立て続けに読まないようにすることです。無言のプレッシャーになってしまいますから^^

今後も少しずつ幼稚園の絵本を読んでいくので、良い絵本に出会えましたらこちらの記事に追記して紹介しますね。

 

↓入園前にやっておくことと、してはいけないことをまとめた、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

>>>【入園準備】やっておくと良いこと&しちゃダメなことも!

 

↓入園グッズを素敵に見せるコツはこちらをどうぞ。

>>>【保育園・幼稚園の入園準備】手作りが素敵に見える5つのコツ


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すー
おもちゃインストラクター・保育ナチュラリスト・UN DECOR講師による、子育ての知恵をシェアするブログです。天才児を育てるべくあの手この手で子どもと遊んでいます。私が子育てする中で大切にしていることや、年齢別のオススメ絵本、実際に買って良かったものなどを娘ヒー(もう9歳!)のリアクションとともに記録します。
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